バックナンバー
笠雄二郎【競馬なんでもデパート】
配信日:2018/05/03 17:30

◆笠雄二郎【競馬なんでもデパート】vol.14 
「2018年 春のドラマ」

--------------------------------------

4月1日阪神の大阪杯は、スワーヴリチャードのミルコの大マクリが注目を浴びた。
 
でも、その伏線は3月10日阪神のゆきやなぎ賞にあった。このレースで、ミルコのサトノワルキューレは出遅れ。ケツから進んで、離れた最後方のまま、向正面に。そこで、あと1200mという地点から一気のマクリ。4コーナーで、3馬身弱の差の7番手くらいでダンゴ状の先頭集団に食らいつく。そこから、先に抜け出したエタリオウを交わして、更に伸び続けて、勝ってしまった。

そして、大阪杯。このレースは、田辺のトリオンフと、ミルコのスワーヴリチャードが出遅れ。田辺が前で、そのちょっと後ろにミルコ。向正面で、まず、吉田隼人のゴールドアクターが少し動き、次に田辺のトリオンフが隼人の隣へ上がっていき、それを見たミルコが一気に交わして全馬をマクって先頭へ。とすると、田辺は一息入れていたのに、また位置どりを上げていき、ミルコに並びかけた。

直線は、さすがにミルコのスワーヴリチャードが力が上で楽勝。田辺のトリオンフは2回仕掛けて先頭へ食らいついたので、脚もなくなって8着に終わった。でも、スローと見て位置どりを上げていった田辺の勝負勘は正解だったわけだ。

2017年のダービーでレイデオロがスローで位置どりを上げて感動を与えたが、そのときは動けなかったミルコが、サトノワルキューレとスワーヴリチャードで、やり返したわけだ。

そこに陰に隠れて忘れられそうだが、トリオンフの田辺もマクリの田辺というだけあって、ちゃんと動いている。一気に先頭まで行けば、ミルコも最後まで付いてきただろうから、たとえトリオンフがバテたとしても、二人一緒にドラマ・ドラマだっただろう。

2018年春の、その出来事だけは書いておきたい。

--------------------------------------
◆笠雄二郎【競馬なんでもデパート】
http://bit.ly/1zzbKsp

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp

» 戻る