バックナンバー
沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2015/06/18 17:45

スタリオンレヴュー◆沢田準の競馬を楽しく

先週にアメリカンフェイロアが37年ぶりの三冠馬になったベルモントSのテレビ放映がないと書いたが、なんとグリーンチャンネルの番組の「地中海」でスタートから最後までの映像が放映された。

先週の番組ではイギリスのダービーとオークスの放映を予告していたがベルモントSには触れていなかったので急に決まったのだろうか。

歴史的なレースであり日本で放映されないのはまずいということで、JRAが急に放映権を買ったのかもしれない。

さて先日に競馬のデータ本として「日本の競馬総合ハンドブック」を紹介した。今回は同じように書店では手に入らない別のデータ本を紹介しよう。

それは「スタリオンレヴュー」である。サラブレッド血統センターが作成し牧場関係者などに無料配布されているものだ。

市販品ではないが、毎年「競馬四季報」の春号を購入すると、アンケートを送ればファンにも無料で送付される。この「スタリオンレヴュー」を入手するために四季報の春号だけ購入する知人がいるほどだ。

その内容は種牡馬の広告をメインとしているが、希望のある種牡馬については昨年の種付名簿が掲載されている。これをみるとディープインパクト、ハーツクライ、オルフェーブルといった人気種牡馬の種付頭数の多さは改めて驚かされる。

ダーレージャパンの所有している種牡馬がどんな牧場の牝馬に種付しているかが興味あったが、ダーレージャパンの種牡馬は種付名簿を希望していなかったのは残念だった。

この他にもサイアーライン、三代血統表、各国リーディングサイヤー、各国の昨年の主要レース勝馬、日本の昨年の市場取引結果と種牡馬についてのデータがまさに満載である。

「日本の競馬総合ハンドブック」と「スタリオンレヴュー」、いずれもデータの羅列ばかりであるが、興味のあるファンにとっては掛け替えのないものである。

ところで「スタリオンレヴュー」、今年でなんと43号だ。ということは1973年に第1号が発行されたことになる。私の手元にあるもので最も古いのは1991年の第19号だ。

当時は四季報の購入者に無料送付というシステムはなかったのでどういう経緯で入手したかは記憶がないが、改めてこの19号を見ると、現在とはスタイルがあまりに違うので驚かされる。

というのもほぼ全部が種牡馬広告なのである。広告が掲載されている種牡馬はサラブレッドが366頭、まだアングロアラブも48頭もいて計414頭になる。

今年の号での掲載頭数は193であり、当時の種牡馬数は現在の倍以上もいたのである。

種牡馬の数が多かったのは現在より生産頭数が多かったことと、現在のように一部の種牡馬に種付頭数が集中していなかったためだろう。

そして1991年版のトップに出てくるのは実に新種牡馬のサンデーサイレンスなのである。種付料がいくらに設定していたのか興味あるが、社台ファームの種牡馬はプライベートがブックフルで、種付料が掲載されていないのは残念である。

◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp


» 戻る