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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2015/09/04 17:15

来場ファンの減少◆沢田準の競馬を楽しく

中央競馬の夏のローカル開催が今週で終了する。テレビ観戦に終始したが気が付いたことは観戦ファンの少なさである。

福島、小倉、新潟とスタンドの風景が映されたわけではないが、下見所の様子が映るとガラガラといってもおかしくない光景には驚くほどだ。

中央のローカルだけではなく、各競馬場に来場するファンの人数は確実に低下している。このためスタンドが縮小される競馬場は少なくない。

中山のクリスタルスタンドは古くなったためもあるが取り壊された。大井の2号スタンドは新スタンドに建て替えられるが、Lウイングと比較してかなり小さなスタンドになる。

また3号スタンドも取り壊されるが新スタンドは作らず更地のファンエリアになる。

川崎では4コーナー寄りの古いスタンドは取り壊され競馬場外の商業スペースに代わる。このため川崎のスタンドはかなり狭くなったという印象が強い。

船橋はナイター開催になるために場内の整備を行った。船橋はスペースが広いが使われない場所が多く、場内はガラガラになってしまった。

先日訪問した水沢は従来あった4回の特観席は閉鎖されてしまったが、ファンは少なく一般席だけでも充分なくらいだ。

全国の競馬場の状況を調べたわけではないが、おそらく競馬場へ来場するファンの人数が減少していることは間違いがないだろう。

これは私のように競馬ブームのころを知っているオールドファンにとっては驚くべきことだ。

ハイセイコー、そしてオグリキャップの出現による競馬ブーム時代は集まるファンでスタンドは満員となったのである。

それだけに近年の来場ファンの減少は関係者には心配事となり、対応策が提唱されたりしている。馬券売り上げがピーク時より低下していることも影響していると思われる。

しかし来場ファンの減少は競馬人気の低下に直結しているわけではなさそうだ。馬券を買うのはかつては競馬場と数少ない場外発売所だけだった。

馬券を買うためにファンは競馬場にやってきたのである。しかし現在では馬券購入環境は全く変わった。

競馬場に行かなくても馬券を買うことが容易になった。もちろんインターネットでの購入も多い。さらに場外の数が断然違うのである。

大井の場合、南関の各競馬場、大井専用場外である各地のオフト、オープス、ニュートラック、南関場外のエフケイバ、ジョイホース、地方競馬共同場外のBAOO、さらに北海道、岩手から佐賀地区まで日本中に発売所がある。

場外の中には小規模のものも少なくないが、なにしろ数が多い。かつてのファンの動向とは全く異なっているのである。

◆沢田準【競馬を楽しく】
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◇競馬通信社◇
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