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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2015/11/06 13:45

外国のレースの馬券発売◆沢田準の競馬を楽しく

トレヴの三連覇なるかが掛かった今年の凱旋門賞、グリーンチャンネルで放映されるなど日本でも注目されたレースだった。

しかし一昨年、昨年あたりとは日本のファンの反応が違っていたようだ。それは凱旋門賞の馬券を買いたかったという声がほとんど聞かれなかったのである。

オルフェーヴルの二年続けての好走など日本馬の凱旋門賞への出走が続き、ファンの間でこのレースの馬券を買いたいという声が上がり、メディアがこれを報道したこともあり法改訂により外国のレースの馬券を発売することが可能になった。

しかし今年は日本馬の出走がなくなった。このためファンの間に馬券を買いたいという意欲がわかなかったのである。

つまり日本のファンが凱旋門賞の馬券を買いたいと思うのは、凱旋門賞というレースの馬券を日本のレースと同じように馬券を研究して買うのではなく、日本の馬を買いたいということなのだ。

それはファンの声が単に凱旋門賞の馬券を買いたいというのではなく、日本馬の馬券を買って応援したい、ということからでも明らかなのである。

先日にはメルボルンカップがあり日本馬が二頭出走した。それではこのレースの馬券を買いたいというファンの声が上がっただろうか。どうもそうではなさそうである。

オーストラリアのレースには近年、日本の馬の出走が増加している。外国のレースの馬券を売ることができるのなら、オーストラリアのレースも売ってほしいという声が高くなってもおかしくないのだがそれは無いようだ。

香港の国際レースはどうだろうか。香港には毎年日本馬は何頭も出走しており日本のファンにはなじみが深い。しかしファンは興味は持っても馬券に対する欲求はあまり高くなさそうだ。

そうなると日本のファンの外国の馬券を買いたいといっても、極端に言えば凱旋門賞での日本の馬の馬券に限られるということではないだろうか。

日本では凱旋門賞の知名度は外国のレースの中では抜群に高い。しかも日本馬の好走が続き勝つのはあと一歩と期待される。それだけ注目度が高いのである。

しかし凱旋門賞以外のレースは日本のファンにはそれほど知られていない。外国のレースに詳しいファンもいるが、それはごく一部だ。それ以外のレースの馬券を買おうという意欲はあまり高くならないのである。

しかし冷静に考えればそれも当然と思える。メルボルンカップではオーストラリア、日本だけではなくイギリスとアイルランドからも出走馬が集まった。

しかし聞いたことのない馬ばかりだ。馬券を検討しようにも情報が少ないどころか無いに等しい。そのようなレースの馬券を買おうとは思わないのである。

外国のレースの馬券を発売するようになっても本当にファンが買うのだろうか。大いに疑問なのである。

◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

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