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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2016/02/19 15:15

アジア競馬会議から◆沢田準の競馬を楽しく

1月にインドで第36回アジア競馬会議が行われ、週刊競馬ブックに土屋真光氏によるリポートか掲載されていた。

もちろんこのレポートはどのような議題が取り上げられたかがわかる程度のものだが、それでも日本の競馬と世界の競馬の違いを改めて感じることができたのである。

特に注目したのはオンラインの賭博業者による賭けの伸びが世界的に馬券にとっての脅威であるということだ。

これは競馬に限ったことではなく他のスポーツ、特にサッカーが大きいと思われるが、オンラインの賭けが一国内にとどまらずグローバルに行なわれているのである。

日本では競馬ファンは他の賭け事を行うこともあるだろうし競馬をやめて他へ移ることもあるが、競馬を継続して行うファンが比較的多いのではないだろうか。

従ってサッカーくじであるTOTOはさほど競馬の脅威にはなっていないように思える。

しかしアメリカや他の国でカジノが馬券の競合相手になっているように、賭けをする人が競馬だけを賭けの対象としているとは限らない。

そのためグローバルなオンラインの賭けが競馬に対しての脅威になっているということである。

現在では日本では中央地方ともインターネットによる馬券購入の比率が高くなっており、日本の競馬ファンはインターネットを使った賭けでも馬券を買いほかの賭けは行わないのが普通だ。

しかし世界には競馬と一緒に他の賭けをを行う人が多いというわけだ。イギリスのブックメーカーでもサッカーと競馬が主といってもスポーツだけではなくなんでも売っているのである。

インターネットによるグローバルな賭けは単なる勝ち負けだけではなく、もっと細かな賭けが可能になっている。

サッカーの場合は従来のブックメーカーでは勝、引分、負と前半、後半、トータルのスコア程度だったが、グローバルな賭けでは先取点を取る選手、イエローカードを出されるチームや選手といった細かい点での賭けが可能だ。

今回の会議では「馬券購入の仕組みは考え方が固まってしまって長年に渡りみなおされていなかったことが考慮すべき」という意見があったとのことだ。

これもグローバルな賭けでは賭け方が多様であることに対してのものだろう。

インターネットの賭けの問題は違法賭博につながることだ。これも競馬だけではないが世界での違法賭博は年間で1兆米ドルに上るそうだ。

またこの違法賭博はやはりサッカーの場合では選手や審判を買収した八百長が伝えられている。当然ながら競馬でもありうることで、世界では問題になっているのだ。



◆沢田準【競馬を楽しく】
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