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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2016/07/29 12:30

オープン特別◆沢田準の競馬を楽しく

7月24日の福島8日目の福島テレビオープンで19カ月という長期休養明けのウインフルブルームが勝った。皐月賞3着馬で4歳の正月には京都金杯を勝っている。

さすが実力馬というべきだがしかしなんといっても19カ月の休み明けである。普通ではなかなか勝てるものではない。

調教師の話でも、あとは休養期間がかなり長いので実戦勘がどうか、と疑問含みである。しかしこのレースでウインフルブルームは単勝4.1倍の2番人気となった。

しかしこの人気、勝利はその実力はもちろんではあるが、その要因は出走メンバーが大きかったように思われたのである。

1番人気になったのはココロノアイ、前走はマーメイドSで3着で前々走は阪神牝馬特別で5着、過去にはチューリップSを勝ち牝馬3冠に出走しておりここでは格上的存在だ。

しかし他のメンバーはかなり低調だった。ココロノアイと同じく4歳牝馬のショウナンアデラは阪神ジュベナイルフィリーズでココロノアイを破っているがその後17カ月の休養、前走はヴィクトリアマイルとはいえ2.8秒遅れの16着と大敗している。

それでも単勝4.7倍と3番人気に押された。というのも他の馬はいずれも近況は不振だったり1000万下を勝ったばかりだったり、障害を使って大敗後の馬もいた。

私はこのレースを一応は検討したが、9頭という小頭数もありココロノアイ以外には買う馬を見つけることができず結局馬券は見送ったのである。

この福島テレビオープンはオープン特別。オープン特別は毎週のように行われているが全般的に見てメンバーが揃わないと感じることが多い。

福島6日目にはバーデンバーデンカップがあった。13頭立てのハンデ戦。前走勝った馬は4頭いたが準オープンを勝った馬格上りが3頭。

ゴーイングパワーは前走でオープン特別を勝ったがこれはダート戦。芝は久しぶりである。芝のオープン特別で4、2着とここ好走のゴールデンナンバーそれ以前が不振。

結局1番人気のアットウィル、2番人気のジャストドゥイングは前走はオープン特別を勝ち上がった馬、そしてこのレースの勝ち馬はまだ1600万下のオウノミチでこの格下馬でも4番人気に押されていた。

つまりこのレースに出走していたオープン馬はかなりレベルが低い馬だったということになる。

3回東京最終日にはパラダイスステークスがあった。このレースで断然人気だったのはミッキーラブソングで単勝1.8倍。

その前の2戦はオープン特別で2、1着。その前の2戦はG3で3、4着と実績は十分なのだが、それ以外の馬が全く低調だったのがこの人気集中の理由だった。

ここに上げた三つのレースは例外的にメンバーが揃わなかったのではない。古馬のオープン特別は多くのレースがかなり低調なメンバーで行われている。

重賞レース数が比較的少ないダートではそれほどでもないが芝レースとなるとこの傾向は顕著である。

これは重賞となるとメンバーが揃うのとは対照的だ。福島テレビオープンと同じく福島の七夕賞では16頭と多く、重賞好走馬や将来が期待される上がり馬など好メンバーだった。

重賞とオープン特別では、出走馬のレベルに差があるのは当然と思われる。しかしオープン特別の賞金は十分に高く福島テレビオープンの1着賞金は2400万円で七夕賞2着の1600万円をはるかに上回る。

なぜ重賞ではなく賞金を稼ぎやすいオープン特別に出走しないのか、オープン特別のメンバーを見て不思議に思うのだが、それだけGレースは魅力があるのだろうか。




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