バックナンバー
沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2016/08/19 13:00

イチローのインタビューから◆沢田準の競馬を楽しく

アメリカのメジャーリーグ野球でイチロー選手が3000本のヒットを打ったが、これについてのイチロー選手のインタビューをCS放送で見た。

このインタビューで興味深かったのことは、アメリカ人の通訳がついていたことだ。イチロー選手のアメリカでのキャリアはかなり長く、当然ながら英会話は上達していることと思われる。

インタビューはそのすべてが放映されたわけではないが、記者の英語での質問はイチロー選手は通訳なしでも普通に聞いていたようだった。

つまり質問に対する返答は日本語で話し、通訳に英語で話させていたようなのである。

なぜイチロー選手はおそらく英語で話せるのに通訳を使ったのだろうか。これは意図があったのではないかと思うのである。

このインタビューは単なる勝利後のヒーローインタビューではない。3000本ヒットという大記録についてのものだ。

今終わったばかりのゲームについてのインタビューなら簡単な回答で済むが、大記録の後のインタビューである。いろいろと話すことは多いだろう。

自分の英語では深い話は難しいかもしれない。だから通訳を頼もうとイチロー選手は考えたのではないだろうか。もちろん想像だが。実際にかなり長いインタビューになっていた。

そこで騎手の話に移る。これまでも繰り返し書いてきたのでまたかということになるが、ミルコ・デムーロ騎手とルメール騎手に対するインタビューだ。

JRAの騎手免許を得る条件に日本語での会話がある。二人とも大変な努力の結果だろうが現在の会話力となった。しかし正直なところまだまだたどたどしい。

レース後のインタビューといえばそれは勝ったレースに決まっているので、さほど多くのことを話す必要はない。これは日本人の騎手でも同様だが話の中身はいつでも同じようなものだ。

しかしレース前の追切り時のトレセンでのインタビューの時、あるいは他のインタビューではもっといろいろな話を聞きたいしまた話したいことがいろいろあるに違いない。

他のスポーツのインタビューを聞くことがあるが、外国の選手はみな返答が長い。身近な問いかけに対しても長々と答える選手が多いという印象を受ける。

イチロー選手が日本語で答えたのと同様に、両騎手も日本語でなければもっとしゃべることができるのではないかと思っているのではないだろうか。

二人はイタリア人、フランス人だが英語は堪能だ。コメンテイターではないのだからこれ以上日本後での会話を学ぶ必要はなく、テレビのインタビューなどは英語で行うようにしたいものだ。

実際に競馬週刊誌の対談は英語で行われているのである。



◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp

» 戻る