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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2016/09/01 12:00

ボーナスフィーバー◆沢田準の競馬を楽しく

川崎のスパーキングサマーカップをブルーチッパーが勝った。昨年、地方入りの緒戦に勝っており連勝となる。

ところでこのレースの出馬表を見ていておやと思ったことがある。普段は血統はあまり気にしないので今さらということになるが、父がボーナスフィーバーとある。

ボーナスフィーバーなどという種牡馬は聞いたことがない。母の父はティズナウとあるからブルーチッパーは持ち込みなのかと一瞬思ってしまった。

生産者は名門下河辺牧場であり、下河辺がボーナスフィーバーが種付された母のペケジェイを輸入したのかと思ったのである。

もちろんそれは間違いであり、ボーナスフィーバーはシーキングザゴールドを父とする輸入競走馬で中央などでの成績は27戦4勝、準オープンまで上がったのちに引退した。

その馬主はブルーチッパーとおなじくジュエラーで桜花賞を制した今をときめく青山洋一氏だ。

そしてブルーチッパーではなく母のペケジェイが持ち込みなのである。だからブルーチッパーを持ち込みと思ったのも大外れという訳ではなかった。

さらにペケジェイの生産者も下河辺牧場、馬主はやはり青山洋一氏であり、ブルーチッパーは青山、下河辺組の合作ということである。

ところで中央で準オープン止まりだったボーナスフィーバーが種牡馬になることができたのは、父がシーキングザゴールドというだけではなく、ケンタッキーダービー馬のフサイチペガサスの半弟ということにありそうだ。

もっともいくら良血でもこの程度の競走成績では種牡馬としての人気はさほどあるようには思えず、2009年のスタリオンレビューに新種牡馬としての広告が掲載されているが種付料は受胎確認後支払いで15万円と低い価格だ。

さらにこの広告には今シーズン限りの供用と記載されている。というのは2009年の種付頭数は16で産駒は8頭にとどまった。

そしてなんとチリに再輸出されたのである。セリで180万ドルだったということであり、その血統とセリでの高い評価により日本よりチリでの種牡馬としての活躍が期待されたのだろうか。

もちろんブルーチッパーは日本でのボーナスフィーバーの唯一の活躍馬であり、父の名を産駒に伝えてもらいたいものだ。





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