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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/03/16 11:45

ダイオライト記念◆沢田準の競馬を楽しく

3月15日の船橋のダイオライト記念。いささか意外だったのはナイターだったことである。まだ3月中旬で夜は寒い日が多い。

この船橋開催の前後の週は大井開催だが、いずれも日中開催だ。大井と川崎のナイターが始まるのは4月になってからである。

ファンが集まるのかと思ったが、グリーンチャンネルの中継で下見所を見ると多くのファンで一杯になっていた。

船橋競馬場の隣には大きな商業施設があるが、日中の競馬場に多くのファンがやってくるような立地条件とは必ずしも言えない。

ダイオライト記念はG2のダートグレードレースであり、船橋では年間を通しても重要なレースだ。そのレースで下見所がガラガラでは困る。

少々寒くてもサラリーマンを中心とするファンが集まるナイターのほうが集客はよさそうだ。そのような判断でのナイター開催としたのだろうがそれは的中したようだった。

さてダイオライト記念、G2にしてはやや寂しいメンバーに思えた。中央馬は4頭。実績断然上位のクリソライト以外は重賞実績があるのは15年に白山大賞典を勝ったマイネルバイカのみ。

あとはオープン入り後は苦戦しているグレナディアーズ、そして3連勝でオープン入りしたばかりのマイネルトゥランという顔ぶれだった。

このレース3連勝を目指すクリソライトが出走を予定していたため、ほかの中央の有力馬が逃げたということだろうか。

この結果上り馬のマイネルトゥランが2番人気になったのだった。

一方の地方馬。南関東のダートグレードでは中央馬にはかなわないと考えて地元の有力馬は参戦してこないことが普通だ。

このため中央馬に対して南関の下位の馬と他地区の馬という構図になり、人気も成績も中央馬が上位独占となってしまうのが当たり前だった。

このダイオライト記念でも高知、笠松から3頭がやって来たが、南関馬も案外に強力だった。

G3のマーキュリーカップを勝ったことがあり前走は金盃を勝ったユーロビートは中央馬に割り込んで4番人気に押された。

その金盃で2、3、4着のウマノジョー、クラージュドール、キープインタッチも出走してきたのである。今年は地方馬も好走できるのではないかとも思ったのだった。

なお中央のグレナディアーズとクリソライトが同一厩舎、同一馬主、同一生産者ということが話題の一つになっていたが、キャロットとノーザンファームだからよくありそうなことだ。

また競輪の有力選手である山田裕仁氏が持っていたケイリンボスが高知に移籍して出走していたのは興味があったが、馬主は変わっていた。

そしてレース。スタートから中央の4頭が先行し、かなり離れて地方馬がばらばらの状態で追走という流れ。これはいつものように中央馬が上位独占かと思われた。

しかし3コーナーでクリソライトが動き出すと他の中央馬の脚色が悪くなり、逆に後方馬群からユーロビートが上がってきた。

ユーロビートは4コーナーで2番手に上がり、直線は独走となったクリソライトを追って2番手を確保、さらに後方にいたウマノジョーがよく伸びて3着。

結局強いクリソライトについて行ってしまった中央馬がばててしまい、地方馬が躍進したということになった。

このクラスの中央馬であれば南関のトップクラスなら勝負になることを示したレースであり、今後の参考にしてほしいと思われた。





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