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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/03/24 15:45

未勝利戦◆沢田準の競馬を楽しく

3月末を迎えいよいよ3歳クラシックレースが始まる時期となった。クラシックに出るような馬は世代のトップクラスである。

反対に開催日の午前中には3歳未勝利戦が続く。この時期には実力のある3歳馬の多くはすでに勝ち上がっている。

従って未勝利戦には成績の悪い馬、デビューしたばかりの馬、あるいはデビュー戦の馬が多い。

例えば3月18日の阪神の第3レース、ダートの1200。出走馬16頭の前走は全馬が6着以下。それもほとんどの馬が勝馬から1秒以上2秒以上遅れている。

このようなメンバーでは予想をする側はどのような印をつけるのか、また馬券を買うファンはどう買えばよいのか苦労しそうだ。

このレースで1番人気になった馬は全3走が3、3、8着。前走は2番人気で1.8秒遅れの8着。2番人気は芝の新馬で3着があるがその後は12、12、7着だった。

この成績で2番人気になったのは前走が7着とはいえ0.4秒差だったためだろう。

3番人気はデビュー後2、4着と好走したが5ヵ月休養後の前走は2番人気だったが1.4秒遅れの15着。

このように決して好成績とは言えない馬が人気になったのは、ほかの馬の成績がよほど悪かったということである。

このようにいわば押し出された人気馬というのは、その力が評価されたわけではなく他に買う馬がいないということであまり信用できる人気ではない。

私はこのようなレースは馬券を買わないことが多い。自信を持てないレースを買ってもし負けてしまった場合は馬券を買ったことを後悔するからだ。

もっともこのレースでは3番人気、1番人気、2番人気の順に決まっている。これは逆に少々驚くべき結果ともいえるが、他の馬がかなり弱かったということだろう。

このレースで上位に入れなかった馬はいずれ地方競馬に、それも南関のような主要競馬場ではなく、中小の競馬場に流れて行くのだろう。

そのような競馬場では地元出身の馬は少なく、各地から流れてきた馬ばかりだ。専門紙を読むと各馬がどこから移ってきたのかがわかるような作り方になっていることが分かる。

ここで取り上げた阪神の未勝利レース以外でも、現在の未勝利戦では今後勝ち上がるのは無理だろうなと思われる成績の馬が並んでいる。

サラブレッドといえばトップクラスの馬が取り上げられるのが普通で、またそれは当然のことだ。

しかし下級レベルの多くの馬がいるのも確かだ。そのような馬についてはJRAよりも地方の競馬を見るとわかるのだ。






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