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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/03/30 14:15

メイダン競馬場◆沢田準の競馬を楽しく

今年のドバイ国際レース、1勝そして2着が1頭という結果はどう考えるだろうか。10頭も出走したのにこの結果は少々不満とも思える。しかし内容を見るとそうでもないのではないか。

ドバイターフのヴィブロスの勝利はかなりの驚きだった。日本での馬券の売り上げもイギリスのブックメーカーのオッズもザラックが1番人気、リブチェスターが2番人気でヴィブロスは5番人気だった。

オッズはイギリスでの15倍に対し日本では8.8倍と低かったがこれはそれこそ日本馬に対する応援馬券というわけだ。

4頭も出走したワールドカップは武騎手の談話にある通り、ダートではアメリカ馬が強すぎることが証明されたレースで、しかもアロゲートという最強馬が相手となっては初めから無理な挑戦だったといえる。

シーマクラシックは日本の馬が得意な芝の2400で期待度は高いが、サウンズオブアースはイギリスのブックメーカーのオッズが20対1と低人気であることが分かるように、評価は低かった。

サウンズオブアースは6着と敗れたが、サトノダイヤモンドやマカヒキといった本当のトップクラスでないとむつかしいと思われたレースだった。

今年の出走馬の中で一番期待したのはUAEダービーの4戦4勝のエピカリスだった。逃げてほとんど勝ったと思ったが惜敗は全く残念だった。

ケッタッキーダービーには行かないが、今後も世界での舞台への挑戦がありそうだ。ひょっとしたらそれこそ来年のドバイワールドカップでの活躍があるかもしれない。

ところでドバイの競馬場がナドアルシバからメイダンに移ったのは2010年からだ。

ナドアルシバとメイダンの競馬場の違いは、ナドアルシバがアメリカスタイルのダートトラックが外で芝が内だが、メイダンは日本スタイルというか芝が外ということだ。

日本は芝、アメリカはダートと外のトラックがメインだ。メイダンのコース図を見た時、芝トラックがメインになったのかと思ったが、その後も最大のレースであるワールドカップはダートの2000だ。

日本の競馬場、例えば東京とメイダンとの大きな違いは、東京のダート1600のシュートが芝トラックにある。いわゆる芝からのスタートだ。

一方メイダンは1600はシュートからずっとダートだで、シュートの長さは200メートルほどある。このためコース図を見ると1コーナーから2コーナーにかけて芝トラックはダートよりかなり大回りになっている。

このためダートの一周1750メートルに対し、芝は2400メートルと長い。このためシーマクラシックの1マイル半は2400ではなく2410と端数がついている。

これは2400メートルでは1コーナーまでの距離は短いため10メートル伸ばしたということになる。それでもスタートから1コーナーまでが近すぎることに変わりはないのである。

もともとドバイの競馬はダートで始まった。その後芝のレースが増え近年はドバイ国際では、サラブレッドのダートと芝のレース数は4レースずつと同数になった。

しかしどちらかといえばダートが主体であるならば、アメリカのようにダートの内側に芝トラックを作るべきだったように思える。もちろん今さらではあるが。




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