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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/04/27 20:30

天皇賞春◆沢田準の競馬を楽しく

いよいよ春の天皇賞である。キタサンブラックとサトノダイヤモンドの対決。1番人気と2番人気で有馬記念を戦いクビ差の接戦。

この両頭が春の第一戦ではG2とG1という違いはあったがそれぞれを楽に勝ち、いよいよ直接対決というファンにとってはたまらないレースとなった。

キタサンブラックは菊花賞馬であり天皇賞春、ジャパンカップ、そしてG1に昇格した大阪杯とG1を4勝。

サトノダイヤモンドは菊花賞と有馬記念とG1はまだ2勝だが敗れたのは皐月賞3着とダービー2着だけであり、その内容はキタサンブラックを凌駕している。

3000メートル以上のレースはいずれも2戦2勝。

実績は5歳馬と4歳馬のトップの馬がこれだけ順調に来ての対戦というのは近年では珍しいことではないだろうか。

おそらく有馬記念と同じくサトノダイヤモンドが1番人気でキタサンブラックが2番人気だろうが、この2頭ですんなり決まるだろうか。

両頭に割って入る馬、さらに言えば両頭を破る馬はいないか。一昨年の有馬記念の優勝馬ゴールドアクターは、どれほど強くなるかと思われたがやや頭打ちの感がある。

昨年のジャパンカップ3着のシュヴァルグランは人気両頭には敗れ続けており、勝負付けは終わった感もある。

皐月賞馬ディーマジェスティはセントライト記念は勝ったが、その後はやや低調だ。このようにこれまで人気両頭と戦ってきた馬では苦しそうである。

それなら初めて戦う馬か。それならシャケトラ以外にはいない。キャリアまだ6戦で4勝。上がり目は十分だ。

あとはペース。キタサンブラックを先行させてしまえば、大阪杯で分かる通りそのしぶとさが侮れないことはよくわかっている。

ルメール騎手がそれを放置するだろうか。もし早めに動いて途中からペースが速くなると追い込みレースになるかもしれない。その場合にアウトサイダーであるアルバートの出番とはならないだろうか。

さて私は馬券を検討の仕方は完全に書斎派である。専門紙、4本の水性ペン、四季報、ルーペを用意する。そして出走馬一頭一頭について成績、位置取りを調べる。

柱に載っているレースの成績だけではたりない時は四季報をたどる。ここでルーペが必要になるわけだ。全馬の特徴とレース展開をつかみ買う馬を決めるといいわけだ。

というのは馬名だけではどのような成績の、あるいは脚質の馬だかよく知らないためである。条件クラスはもちろん重賞でも専門紙で成績を調べないと予想できないのだ。

ところがG1となると出走各馬の特徴は、専門紙の柱を調べるまでもなくよくわかっている。そこで一頭一頭の成績を追うことは行わずレースの出走馬全体、あるいはレース全体を考える。

レースの解説記事も多いので、レース全体を見るうえでの参考になるのだ。いわばレースを俯瞰的に見るという訳である。

私は皐月賞でアルアインを捕まえることができたが、それは「前哨戦の時計的価値が最も高いのは毎日杯」を読んだことだった。まさに俯瞰的な評価だったのである。






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