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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/08/03 19:30

新潟ダートトラック◆沢田準の競馬を楽しく

何かと批判されている今年のJRAのTVCF、たしかにキャリアのあるファンから見ればあきれてしまうような内容だ。

しかしもともとコマーシャルはオーバーな表現でないと注目されないし、下見所とレーストラックを間違えるというのは定番といってよさそうだ。

このシリーズに段々に慣れてきたためか、夏競馬の宣伝のために用意されたものはなかなか面白かった。シートに書かれた各競馬場のコース図を4人のタレントが紹介するというあれである。

この中で新潟競馬場のコース図には見慣れないコースが描かれていた。

内馬場の第1コーナーあたりから始まり、2コーナー過ぎにダートの周回コースに合流するダートのシュートコースである。

これはJRAのホームページの競馬場紹介のコース立体図には描かれているが平面図には書かれていないという妙なものである。

実はこのシュートはダート1200のスタートなのだ。ダート1200といえば芝にあるシュートがスタートだが、これは中央のレースである。

かつて新潟では中央競馬とは別に新潟県競馬のレースも行われていた。当然ダートで、もちろん1200の距離もあるが、傷みがあるから芝からスタートするわけにはいかない。

そこでこのシュートが作られていたのである。新潟が左回りになったのは2001年からでありそれ以前は右回りだったが、当然右回り時代にもこのシュートはあった。

正確には右回り時代のシュートを左回りにしたときに、ちょうど反対の位置にこのシュートを作り直したということになる。

新潟は福島や小倉、函館と同じくかつてはレースは芝だけだった。もちろん調教用にダートトラックは設けられており、現在のダートレースは調教用トラックをレース用に改良したものである。

かなり以前に新潟県競馬の観戦に訪問したことがあるが、1200のシュートが周回トラックに合流する地点が急カーブで、内枠の馬が外から押し込まれて下がったのを見て驚いた記憶がある。

しかし新潟県競馬は2001年を最後に廃止されてしまった。つまり左回りの1200のシュートが使われたのは1年だけだったのである。

中央の競馬場で地方競馬専用のコースが設けられていた競馬場には新潟のほかに中京がある。

1コーナーから2コーナーにかけてダートの内回りがあり、この内回りに途中から合流するシュートがありこれは1100のスタートだった。

中京は回収されており、このシュートの痕跡は残っていない。





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