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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/08/23 11:15

スタート台◆沢田準の競馬を楽しく


日本の競馬と世界各国の競馬にはいろいろ違いがあるが、日本だけにあるのが自動昇降式のスタート台だ。

ずいぶん前のことになるが、初めて見た時には妙なものを作ったものだと思ったものだ。

今では全く当たり前の存在になっており、以前にグリーンチャンネルの特別番組で昔のレースの画像が流れた時に、階段式のスタート台からスターターが降りる姿を見てゲストの若い女性が笑っていたが、あれが当たり前だとテレビに対して突っ込んだものである。

最近はグリーンチャンネルで外国のレースを見る機会が多く、スタート台がどうなのかを見ることがあるが、競馬場によって違いはあるにしてもすべて階段式のスタート台である。

ただし日本の競馬に倣った韓国の競馬では日本式のスタート台かもしれないが、韓国のレース画像を見た時には残念ながら気付かなかった。

先日にはキングジョージ6世&クインエリザベスステークスの画像がグリーンチャンネルで放映されたが、意外と高さの低いスタート台だった。

そして私が今まで気づかなかったのが、ゲートが開くと同時にスターターが黄旗を振り下ろすことだ。イギリスの他場のレースを見たがやはり同じだった。

日本ではゲートの先にいる係員が、馬が通った瞬間に黄旗を降る。これは黄旗が振り降ろされたときに時計の計測を始めるためだが、ということはイギリスではレース距離はゲートから測っているということだろうか。

もちろんレースタイムは自動的に計測するが、もし測定ができなかった場合のために人による計測も行っていると思われる。

さて日本式の自動昇降式スタート台、当初は妙なものと思ったが、案外というかかなり便利なもので世界の各国への輸出を考えたらどうだろうか。

最も便利と思われるのは移動柵によるスタート地点の違いに容易に対応できることだ。階段式のスタート台は固定だろうから、移動柵により同じレース距離のスタート地点が異なる場合に対応が難しい。

もっとも外国の芝レースで移動柵を使う場合に、スタート地点を正しい距離になるようにずらしているかはわからないのである。


◆沢田準【競馬を楽しく】
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