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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/09/08 18:15

馬券◆沢田準の競馬を楽しく

先週の日曜日のJRA、この日はさっぱり当たらない日だったがこれは買えないというレースが二つあった。

一つは新潟記念、もう一つは札幌の最終レースの釧路湿原特別である。なぜ買えなかったか。それは私の馬券のセオリーから外れていたためである。

新潟記念はタツゴウゲキが勝った。タツゴウゲキは前走の小倉記念を勝っている。この時点ではまだ条件馬でありハンデは52キロ。そして新潟記念では3キロ増量され55キロになった。

このようにハンデ戦でハンデが前走より大きく増えた馬は買わないというのがセオリーの一つなのだ。同じように考えたファンが多かったようで単勝は12倍の6番人気だった。

しかし定量より2キロ軽い55キロは、前走で重賞を勝った馬にしては恵まれたハンデと考えるべきだったともいえる。

同じように前走の函館記念を勝ったルミナスウォリアーは2キロ増の57キロ。トップハンデはラストインパクトの57.5キロ。

57キロが4頭いて重賞未勝利のアストラエンブレムの56.5キロだったから、タツゴウゲキのハンデを他の馬のハンデと比較して考えるべきだったのかも知れない。

さて新潟記念はハンデ戦。ハンデ戦の目的を全馬がほぼ同時にフィニッシュすることを目的とするとよく言われるが、正しくは負担重量をコントロールすることで力の劣る馬にもチャンスを与えるというべきだろう。

ハンデ戦では軽ハンデの馬が狙いと思えるが、これはすべてのハンデ戦についてという訳ではない。

条件戦、特に1000万下のハンデ戦ではハンデの軽い馬はやはりそれだけの実力しかない馬が多く、むしろ狙いはハンデも重い馬になる。ハンデキャッパーがその実力を評価しているということだ。

しかし重賞となるとハンデの軽い馬の出番となる。特に実力がありながら出世が遅れ、まだ条件クラスの馬の格上挑戦が狙いだ。まさに小倉記念のタツゴウゲキという訳なのである。

というわけで新潟記念はもう少し考える余地があったようでもある。しかし釧路湿原特別は無理だ。

1000万下の定量戦のこのレースを勝ったのは3歳牝馬のヴォカツィオーネだった。

この馬は新馬未勝利を6連敗、大井と船橋の交流戦を2着1着で未勝利を脱出、その後札幌で500万下を勝ってここは格上り緒戦だった。

中央で勝てず地方の交流戦で勝った馬は中央ではなかなか通用しない。一旦地方に移籍し2勝して中央に戻ってきた馬も同様である。

地方の交流戦を勝ってきた馬、そして地方から戻ってきた馬は買わない、これもセオリーである。

その上ヴォカツィオーネは500万下を10番人気という低評価で勝ったばかりだった。

もっとも釧路湿原特別でこの馬は単勝51倍。このような人気薄が勝った時は事故と思って無視するのが正しいのである。





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