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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/10/19 18:45

ブリーダーズC前後◆沢田準の競馬を楽しく

9月30日のアメリカ、東部のベルモントパーク、西部のサンタアニタでは多くのG1レースが行われた。

ベルモントパークではターフクラシック、ベルデイムS、ヴォスバーグS、サンタアニタではオーサムアゲインS、ゼニヤッタS、フロンオランナーS、シャンデリアS、ロデオドライブSだ。

さらに翌週の週末にはベルモントパークでジョッキークラブゴールドC、シャンペンS、フリゼットS、フラワーボウルS、サンタアニタではサンタアニタスプリント選手権S。

中部のキーンランドでもアルシバイアディーズS、ブリーダーズフューチュリティ、シャドウェルターフマイルS、ファーストレディS、スピンスターSといった具合である。

ところがその翌週となるとG1はキーンランドのクイーンエリザベス2世チャレンジカップSとカナダのウッドバインのE.P.テイラーSとインターナショナルSだけになる。

さらにその翌週にはベルモントパークで賞金の高いノングレードのレースが6レース程編成されているが、これはニューヨーク産馬限定でありレベルが高いとは言えない。

このように高いレベルのレースが多く組まれる週と、そうではない週が極端に分かれてるのは、11月3日4日にデルマーでブリーダーズCが行われるためだ。

ここにレース名を並べたG1レースはブリーダーズCへのステップレースである。東部、中部、西部の有力馬がこれらのステップレースを使い、ブリーダーズCへ向かう。

9月30日なら中4週、10月7日なら中3週でブリーダーズCとなりちょうどいい間隔ということだ。

そして日本と違いG1でもステップレースもあれば最終的な目標となるレースもあるということである。

ブリーダーズCが終わるとまたしばらくはG1どころか主要競馬場でのグレードレースも行われなくなる。

やっとG1が行われるのは月末のクラークH(チャーチルダウンズ)とシガーマイルH(アケダクト)でレース数も少ない。

12月になっていくつかのG1レースが各地で行われるようになる。つまりアメリカの日程ではブリーダーズCの前後の何週はスカスカというわけだ。

10月から11月はアメリカでも競馬シーズンであり決してオフではない。そのようなシーズンにこれほど主要レースが行われない週が多いというのは日本では考えられない日程だ。

もちろん競馬は各地で行われておりG1がないというだけだ。サラブレッドだけではなくクオーターホースやハーネスのレースも毎日のように行われている。

アメリカの競馬ファンにとってはG1レースが無くても十分に競馬を楽しめるということである。




◆沢田準【競馬を楽しく】
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