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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2017/12/08 14:15

JRA事業計画◆沢田準の競馬を楽しく

来年のJRAの開催日程と事業計画が発表されている。日程では今年と同じく12月28日にホープフルSが行われる。そして3日間開催が4回。

いずれもファンの立場としては歓迎できない日程ではないだろうか。

12月28日の開催は平日の場合だが、中央競馬のファンは土日開催が身に染み込んでいるため、平日の開催といっても気分的に競馬という体制に入らないのである。

また年末の多忙期でもあり仕事を休むということも難しいファンは多いだろう。はたして今年の28日開催がどのようなものになるかで今後の方針が決まるのだろうか。

正月の東西の金杯は通常は1月5日に行われてきた。こちらも平日の場合が多いがまだ正月気分のファンも多く、12月28日とは違うのではないだろうか。

3日間開催もファンにとってはどんなものだろうか。競馬があればあとは何もいらないというファンにはありがたいのだろうが、休日には競馬以外のことをやりたいというファンもいるだろう。

私の場合は月曜に競馬開催があると今日も競馬かと思ってしまう。それなら休めばと思われるだろうが、そうもいかないのである。

さてレースのほうではチューリップSがG2に格上がった。桜花賞と同距離であり、これまでも有力馬にはフィリーズレビューよりチューリップSが人気が高く、当然の格上りでむしろ遅かったといえる。

また1200のオープン特別だった葵Sが今年より2週遅れの日程で重賞に格上がった。ダービーと同じ週である。これは葵Sを勝った馬がダービーに出走するのを防止するためだろう。

そして2歳戦を除くG1の1着賞金が1億円を超すように増額されている。

さてJRAのレースでは本賞金以外にも各種の賞金がある。本賞金と付加賞はレーシングプログラムに記載されているからファンでもすぐにわかるが、それ以外の各種の賞金で増額されたものがある。

特に上がったのが内国産馬奨励賞という賞金だ。これは平地レースの出走馬が内国産馬であった場合に、馬主に交付される賞金である。

金額はG1の第1着が300万で5着までが本賞金と同じ比率であり、つまり第5着で30万だ。その他の重賞は第1着で150万、オープンで100万などで3歳未勝利まで交付される。

この賞金が今回重賞以外で増額された。オープンが100万から120万などで、最も少ない秋季の3歳未勝利の第1着が20万だったのが30万に増額となっている。

また内国産牝馬奨励賞という賞金もあって、対象は内国産の牝馬が2歳の新馬と未勝利では3着以上、3歳新馬と春季の未勝利を勝った場合に馬主に交付される賞金だが、これが5着以内に交付と範囲が拡大された。

このように賞金はいろいろなところで増額傾向にある。それだけJRAの売り上げが戻りつつあるということだろう。

12月28日の開催も3日間開催も売り上げアップのための対策だろう。いずれはこれは見直す時期もやってくるだろうか。




◆沢田準【競馬を楽しく】
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