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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/01/05 16:30

服色の話◆沢田準の競馬を楽しく

地方競馬では騎手の服飾は騎手により決まっている。これを一部変えたのがホッカイドウ競馬で、重賞など一部のレースについて馬主服を導入した。

面白いのは中央競馬での服色と必ずしも同じではなくてもいいということで、ドクター・コパこと小林祥晃氏は中央では黄、赤一本輪、黄袖だが道営では黄、赤丸、黄袖である。

丸というのは大きな丸が胴に描かれているもので、中央にはないパターンであることが珍しい。

その後東北や南関東でも馬主服が採用されるようになったが、私はテレビで見る程度だったので馬主服の使用を実感できなかったのである。

それを体感できたのが東京大賞典だった。バルダッサーレとヒガシウイルウインが見慣れた赤岡修次騎手と森泰斗騎手のものではなかったので、これかと思ったのだった。

そして東京大賞典ではG1レースということで特別のプログラムが配布され、東京大賞典については服色がカラー印刷されていた。

しかし他のレースで特別のプログラムが作られない場合はどの馬が馬主服であるかは出馬表には記載されていないため、どの馬がどのような服色などかが騎手が出てくるまで分からないのである。

南関東の場合、「重賞競走・2歳新馬競走は、馬主服が使用できる競走です。」と記載されているだけで、どの馬が馬主服であるかもわからない。

中央のプログラムのように服色を記載するだけのスペースはないが、せめて出馬表の馬名欄に馬主服着用の記載があってもいいのではないだろうか。

さて服色について以前に驚かされたことがある。2007年のジャパンカップ。テレビ観戦だったが同じしかと思えない服色の馬が2頭いたのだ。

チョウサンとエリモハリアー。どちらも赤、白袖、赤ダイヤに見えた。もちろん同じ馬主ではない。長山尚義氏と山本敏晴氏。

もちろん色は同じではなく赤と海老だがこの二つの色はほとんど見分けがつかない。枠番が違ったのでおそらくアナウンサーは帽色で見分けたのだろうが同枠だったら困ったに違いない。

他にもおなじような例がある。H.H.シェイク・モハメドとゴールドシップの小林英一ホールディングス。海老、白袖、海老一本輪と赤、白袖、赤一本輪だ。

兄弟や夫婦、関連会社がいずれも馬主の場合、同じようなパターンと色の服色とすることが多い。社台の吉田一族と社台レースホースが代表だが、社台系の場合は見分けやすい服色だ。

失礼ながら識別しにくいと思われるのが岡田牧雄氏、岡田壮史氏、ノルマンディーサアラブレッドレーシングの系統で水色、白山形二本輪がベースだが、白袖水色一本輪や袖白縦縞などわずかにバリエーションされている。

白と水色は薄い色でパターンの見分けがつきにくいというわけだ。

服色が派手な色やパターンになっているのはレース中の馬の識別が目的である。日本ではアメリカやオーストラリアのような自由奔放のパターンは許されない。

同じような色とパターンの服色は使わないようにしたいものである。




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