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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/02/07 18:00

東京新聞杯◆沢田準の競馬を楽しく

先週の東京新聞杯はなかなかおもしろいメンバーで行われた。

G3でありながらG1馬が3頭出走、ダノンプラチナとサトノアレスは朝日杯フューチュリティステークスの勝馬であり、ダノンプラチナは他にG3富士ステークスを勝っており、4歳馬サトノアレスは昨年に巴賞を勝っている。

もう1頭のG1馬は昨年ヴィクトリアマイルを勝った5歳のアドマイヤリードだ。

クルーガーはG2のマイラーズカップ勝馬であり、4歳馬カデナはG2の弥生賞のほかにも京都2歳ステークスを勝っている。

そしてG3の勝馬としてデンコウアンジュ、ガリバルディ、リスグラシューの3頭がおり、出走馬16頭のうち重賞勝ち馬が8頭、さらにオープン特別の勝馬も6頭と揃い、G3レースにしては好メンバーのレースだった。

有力馬が多く人気は割れた。そのなかで4.2倍の1番人気に押されたのは6歳馬グルーターロンドン。6歳とはいっても休養が多くキャリアは浅い。

安田記念4着、毎日王冠3着とトップクラスで戦っており前走はディセンバーステークス3着とまだ上がり目が期待された。

2番人気は4歳のダイワキャグニー。毎日王冠4着、キャピタルステークスを勝ち中山金杯は0.3秒遅れの5着と順調だった。

続いて4歳牝馬のリスグラシュー。重賞はアルテミスステークスのみだが、阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、秋華賞と牝馬戦とはいえG1での2着が3回ある。

さらにクルーガー、そしてようやくG1馬のサトノアレス、アドマイヤリードという人気順。6番人気のアドマイヤリードでも10.4倍という混戦である。

このレース、負担重量も微妙だった。牝馬ではG1勝馬のアドマイヤリードの54キロに対し、リスグラシューは55キロ。牡馬ではG1馬のサトノアレスとG3だけのガリバルディ、重賞勝ちのないマイネルアウラートが他馬より1キロ重い57キロである。

さてこのレース、どう考えるべきだろうか。レースにはそれぞれ特徴がある。1頭だけが抜けていると思われるレース。2頭の争いと思えるレース。

逆に低調馬ばかりというレースもある。レースの展開では逃げ先行が少なくスローになりそうなレース、またかなりのハイペースになりそうで追い込み狙いかもある。

それぞれのレースのスタイルで予想の考え方が異なるというわけだ。

それでは東京新聞杯はどうだったのだろうか。私はこのレースは多くの有力馬互角の難しいレースと考えた。

となれば展開ではなく馬の実力を見極めることが必要となる。1番人気と2番人気の両頭は近況は悪くないがまだ重賞は未勝利であり、真の実力はまだ見せてはいない。印が付き過ぎているのではないか。

クルーガーにしても重賞を使い続けており、その中にはG2勝ちもあるがこのところは敗戦が続いている。

などと考えた末に選び出したのはリスグラシューだった。この馬の場合マイナスな要因は少なくない。牡馬に対して4歳牝馬が戦えるだろうか。

負担重量も1キロ背負わされている。休み明けでもある。

しかし牝馬戦とはいえ2歳、3歳のG1で1回だけではなく2着3回という実績は力勝負のレースなら他馬に勝るに違いない、というわけだった。

しかしこのようなレースは少ない。やはり展開などのいろいろな要素が予想に必要なことは間違いないのである。





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