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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/02/22 15:00

G1の日のローカル重賞◆沢田準の競馬を楽しく

今年のJRAで初めてのG1であるフェブラリーステークスが行われた。前哨戦の根岸ステークスと同じくハイペースとなり、前走で復活したノンコノユメが再び追い込んで勝った。

昨年のダートチャンピオンのゴールドドリームが勝ったかと思われたが、ムーア騎手もあれで負けては仕方がないといったところだろう。

それにしても東京のダートの1400と1600のレースは面白くなるものだと思う。先行馬が多い時はペースが速くなり、追い込み競馬となる。

他の競馬場のダートのレースはトラックを一周する1800が主体だが、なかなかハイペースにはならずどうしても先行馬が有利なレースになることが多い。

東京のダートは他の距離は1300と2100があるが(2400もあるがこれは特殊)この両距離の重賞はない。このように東京のダートは距離のバリエーションは少ないが、悪くない存在なのである。

さてフェブラリーステークスの日、ローカルの重賞も行われた。G3の小倉大賞典である。しかしこの小倉大賞典がどれほど注目されただろうか。

前日の土曜日にはダイヤモンドステークスと京都牝馬ステークスが組まれていた。G1のある週に他に二か所の中央場所で重賞があるとなると、メディアもローカルの重賞に触れる余地は少ない。

ローカル競馬場はJRAで5場。G1のある中京は今や準中央場所といえる。その他の4場のなかでは古馬の平地重賞が4レースと最小の小倉と福島はもっともローカルな競馬場だ。

その小倉競馬場での重賞となればG3とはいえ小倉の年間のメインエベントのひとつだ。地元のファンにとって楽しみなレースである。

他場の馬券を売っていなかった当時であれば、小倉のファンはこのレースを見るために競馬場に集まり馬券を勝ったのである。

現在はJRAの全馬券を買うことができるため、小倉の重賞の価値は全く下がってしまった。それでもG1の行われる日にレースを組むことはないのではないか。

今年であれば振替休日の12日なら東京と小倉の二場開催であり、東京ではクイーンカップがあったが、この日ならば小倉大賞典ももっと取り上げられたのではないかと思えるのだ。

馬券は全国で売られておりG1と同日では、G1ばかり馬券が売れる日本ではG3といえどもそうは売れないのである。

この日の馬券の売り上げはフェブラリーステークスの128億に対し小倉大賞典は27奥に過ぎない。

これは前日の土曜日のダイヤモンドステークスの27億、京都牝馬ステークスの26億と同額だ。

これを他のローカル開催と比較すると1月21日(日)の中京の東海ステークスでは48億が売れている。この日に行われたAJC杯は61億だ。

これを見ても小倉大賞典の売り上げがフェブラリーステークスの影響を受けたことがわかるのである。





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