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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/03/06 14:45

ディープインパクトの相手◆沢田準の競馬を楽しく


◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c


今年の種付が開始する時期となり、北海道の各スタリオンセンターでの種牡馬の展示会が開かれた。

大きく扱われるのはキタサンブラックやドレフォンをはじめとする新種牡馬だが、実績のある種牡馬も当然注目される。

その中でも興味深いのは種付料で、初年度産駒が活躍したロードカナロアが500万から800万に上がり、それでも満口になったとのことだ。

しかしダントツで最高額はもちろんディープインパクトだ。プライベートとなっているが公示4000万円となっている。世界最高というから驚かされる。

それでもヨーロッパから種付のために連れてくるというのだ。もっとも英ダービーで現在のオッズで1番人気のクールモアのサクソンウォリアーがディープインパクト産駒ということでそれも当然かもしれないが。

ところでサクソンウォリアーは日本産馬と紹介されている。

もちろん正しいのだが、ノーザンファームで生産されセレクトセールでクールモアに買われたディープインパクト産馬というわけではない。

クールモアが種付のために日本に連れてきた母のメイビーが日本で生んだのがサクソンウォリアーで、日本産とはいっても実質はクールモアの生産馬なのである。

ビリーヴ、ヘヴンリーロマンスの産駒が外国産ではあるが実はノースヒルズの生産馬であるのと同じことだ。

ところで種付料4000万円のディープインパクトの産駒となれば、売却価格は一体いくらになるのだろうか。せりで売られたりサンデーレーシングなどの共同馬主の持ち馬であれば価格は明確になる。

しかし生産者と馬主の直接の取引(いわゆる庭先)の場合はどうか。非常に興味深い話である。

ところで手元に種牡馬ごとに今年生まれる予定の馬の牧場ごとの母親名、その両親の名前のリストがまとめられた資料がある。

そのリストのディープインパクトの項を見ると、そのかなりの母親は輸入馬である。

もちろんサンデーサイレンス系の母親は付けられないから、キングカメハメハ、フレンチデピュティ、クロフネ、ブライアンズタイムなどの子に限られるが、それよりもSS系以外の輸入してきた牝馬というわけだ。

特にノーザンファーム、社台ファームなどの社台系の牧場の母親は多くが輸入馬だ。その馬の数が多すぎていちいち血統までは調べてはいないが、おそらくはかなりの名牝が多いのではないか。

さすがにディープインパクトに付けるとなるとより優れた牝馬ということである。





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