バックナンバー
沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/03/21 13:00

ダイオライト記念◆沢田準の競馬を楽しく

いくらなんでもこれはまずいでしょう、というのは先週の3月14日に船橋で行われたダイオライト記念である。

出走メンバー、レース結果、配当の全ての面においてだ。

出走馬は9頭とやや少なく中央馬は3頭。G1勝馬のケイティブレイブとアポロケンタッキーは中央代表として問題は全くない。

マイネルバサラは重賞はG2の浦和記念だけであり前走は佐賀記念で3着、上記の2頭にはだいぶ見劣りするが一応重賞勝ち馬ではある。

一方地方馬の第一はウマノジョー。昨年のダイオライト記念で3着、その後大井記念を勝ち前走の金盃は2着。この馬の食い込みを願ったファンは多いのではなかったか。

他の地方馬では、船橋のスノーモンキーは中央からの転厩緒戦だが中央時代は1600万下で入着程度の成績でしかも8カ月の休養明け。

後の南関の2頭は近走は二桁着順の連続、最後の2頭は笠松からの遠征馬であり、これらの馬は出走するだけと思われた。

人気はもちろん中央の2頭に集中、ケイティブレイブが単勝1.8倍、アポロケンタッキーは1.9倍と極端なオッズだった。あとはマイネルバサラで7.8倍、ウマノジョーで28倍。

以下は万馬券、それも200倍、300倍、400倍という騒ぎである。

そしてレース結果も人気通りとなった。ケイティブレイブとマイネルバサラが先行、やや離れてアポロケンタッキー、また離れてウマノジョー、その後ろはばらばらという展開。

やがてアポロケンタッキーが先行の2頭に接近するがこのあたりではウマノジョーは大きく離された。3コーナーを回るとケイティブレイブにアポロケンタッキーに並びかけマイネルバサラは置かれる。

直線は2頭の争いとなるがケイティブレイブが突き放しマイネルバサラが最後はやや差を詰めて3着。

そこから実に2.3秒遅れてウマノジョーが4着、さらに5着馬は3.1秒遅れ、6着馬は2.2秒遅れと全くのばらばらの入線となった。

配当は単勝180円、馬連120円、馬単220円、3連複140円、3連単350円と全くの低配当だった。

結局このレースはケイティブレイブとアポロケンタッキーのどちらが勝つかだけであり、予想を担当した記者は気の毒としか言えないレースだった。

地方でのダートグレードレースではこのような実力差のありすぎるレースは時々行われ、特に南関東の古馬の中距離戦で多く、本欄でもこれまで指摘してきた。

しかしこのダイオライト記念ほどのレースは珍しいのではないか。特に中央馬が貧弱だった。なぜこのようなメンバーになってしまったのだろうか。

ダイオライト記念の前には東海ステークス、川崎記念、フェブラリーステークスがあったが、この3レースから出てきたのは川崎記念1、2着のケイティブレイブとアポロケンタッキーだけだった。

川崎記念3着のアウォーディーはドバイに行き、東海ステークスを勝ったテイエムジンソクはフェブラリーステークスで大敗した。

またフェブラリーステークスは1600メートルでダイオライト記念は2400メートルという距離の違いもある。

さらにこの先にはマーチステークスとアンタレスステークスというG3が控えている。ダイオライト記念はG2とはいえ1着賞金は3200万円で中央のG3より低い。

このようないろいろの要因が重なって今回のダイオライト記念になったのだろうか。しかし来年からも大きな変化が起きるとは思えないのである。




◆沢田準【競馬を楽しく】
http://bit.ly/1BFqU5c

◇競馬通信社◇
http://ktsn.jp


» 戻る