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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/06/28 17:30

オープン特別◆沢田準の競馬を楽しく

前回の本欄では宝塚記念の出走メンバーのレベルが低いことに触れたが、その結果は人気馬が総崩れとなり3連単は約50万円という波乱となった。

香港のワーザーが2着に食い込んだことで今後は香港の馬の日本のレースへの参戦が増えるかもしれないが、今回の宝塚記念ほど出走馬のレベルが落ちることは少ないだろうからどこまで走れるだろうか。

ところで今回取り上げるのは宝塚記念ではない。前日の土曜日に函館で行われた大沼ステークスと当日の東京のメインパラダイスステークスの二つのオープン特別である。

この両レースは出走頭数は11頭、10頭と多くはなく、しかも有力馬は少ないというレベルに疑問が感じられたレースだった。

いずれも3歳馬4歳馬が不在。この時期は3歳のダート馬はユニコーンステークスからレパードステークスへ向かう。芝馬はラジオNIKKEI賞だ。

4歳の有力馬は芝でもダートでも重賞を狙う。この結果オープン特別に出走するのは5歳以上でしかも重賞に見込みがない馬が主体となる。

大沼ステークスでは前走で重賞に出走したのは1頭のみでそれも12着、8頭は前走がオープン特別で4着という馬が1頭、5着が2頭だけだ。

結局1番人気となったヨシオと3番人気のストロングバローズは1600万下を勝ってきた上がり馬だったのである。

パラダイスステークスは前走が重賞だったのはやはり2頭と少なかった。

断然の1番人気は1600万下を2、2、3、1着後前走の谷川岳ステークスを1番人気で勝ったスターオブペルシャ、2番人気が1600万下を勝ってきたショウナンアンセム。

オープン特別に出走する5歳以上の馬は重賞では通用しないレベルの馬が多い。もちろん時期などにより有力馬が出るレースもあるが、先週のようなレースが少なくない。

オープン特別は賞金はそれなりに高く、1着賞金はG3の2着より上だ。相手の強い重賞ではなく、オープン特別を狙えばいいのにと思う馬でもなぜか重賞に出走する。

重賞には賞金だけではない魅力があるということだろうか。

ところで来年から4歳馬の降級がなくなる。下級のオープン馬は現在では条件クラスに降級するが来年からはそれがなくなるためオープンの4歳馬が増加する。

そうなればオープン特別の状況が変わってくるだろうか。




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