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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/07/05 14:00

オフシーズン◆沢田準の競馬を楽しく

本欄で宝塚記念の週のレースのレベルが低いことを取り上げたが、福島中京開催に入った先週も同じような傾向が見られた。

重賞は日曜にラジオNIKKEI賞とCBC賞、函館では名物レースの巴賞という編成だった。

ラジオNIKKEI賞はかつての日本短波賞時代に残念ダービーと呼ばれたこともあったレースだ。それはダービーの1着馬は出走できないというレギュレーションだったことがあったからだ。

しかし東京から福島に移ったこともあってか、このレースは実績馬の出走は少なく今後の活躍を期待する馬のためのものになっている。

今年もオープン馬は白百合ステークスを勝っているメイショウテッコンのみで1600万下も若駒ステークスのケイティクレバーだけだった。

またこのレースはハンデ戦である。2歳や3歳の年齢限定レースは馬の能力検定の意味合いが強く馬齢か賞金別定で行われるのが普通であり、ハンデ戦はラジオNIKKEI賞だけである。

元々は賞金別定でありハンデ戦になったのは2006年からだ。これは軽ハンデで下級馬の参戦を勧誘しようというものだろう。

しかし以前はこの時期は3歳と古馬の番組は分離されていたが現在は3歳と古馬混合戦になっている。したがって条件クラスの3歳馬は1000万下や1600万下のレースを選ぶことができる。

3歳限定としてのラジオNIKKEI賞は今やその存在価値がなくなっているのではないだろうか。

一方CBC賞だ。18頭と頭数は揃いG1馬のスノードラゴンはいたがすでに10歳。ほかにもGレースの勝馬もいたがその数は少なかった。

また3歳馬、4歳馬はいずれも1頭だけで5歳以上馬でも重賞の常連は少なくやはりレベルの低さは否定できないレースである。

ところでCBC賞は以前は年末のG2というイメージだったが現在のこの時期のG3変わっている。

金鯱賞や東海ステークス、中京記念など中京で行われる重賞はレース時期が大きく変わるレースが多くファンにしてもレースの性格をつかむのに苦労する。

さまよえる金鯱賞などとからかわされる始末だが、これは愛知杯や中日新聞杯も同様だが中京競馬場に固定されたレース名であり、京都や阪神に移せないという事情によるもので仕方がないのだ。

函館の巴賞は時期的にもあまり馬は揃わないが、それでも3歳馬は道営のハッピーグリンのみ、4歳も一頭にとどまった。

この2週間の出走馬を見るとやはりこの時期はオフシーズンだと思われるのである。




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