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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/07/20 14:15

地方の短距離レース◆沢田準の競馬を楽しく

浦和競馬場で新設重賞の第1回プラチナカップが行われた。これまで準重賞として行われていたレースの格上げである。

この重賞の新設は夏の短距離路線の充実が目的ということである。この単距離の充実というのは、以前の地方競馬を知っているものとしてはかなり奇妙に思える。

地方競馬には短距離、長距離という距離の概念が希薄だったのである。東京大賞典は3000メートル、帝王賞は新設時は2800。

各地の主要レースも北上川大賞典は2500、北国王冠は2600、東海菊花賞は2500と長距離戦が多かった。

そこまではいかなくても古馬の主な重賞は1900とか2000のレースが並んでいた。唯一の短距離レースといえるのは大井の東京盃1200だけだった。

下級戦は短距離、上級戦は距離が長いというのがレースの距離分布だったのである。

これは開催日の番組の編成でも同様だった。地方の競馬場は一周が1200という所が多く、特に門別ができるまでは大きめの競馬場は大井と盛岡(旧、新ともに)だけだった。

このため多くの競馬場では4コーナーからスタートしぐるりと一周すると1400メートルという距離になる。

そして第1レースから1400という距離のレースが続く。そして後半のクラスが上がったレースは距離が延びる。

水沢や笠松、名古屋のように1600のシュートがある競馬場では1600、なければ向こう正面からのスタートで1700とか1800だ。

中央しか知らないファンが地方の競馬場に行くとレースの距離のバリエーションがあまりに少ないのに驚くのである。

地方の競馬場で距離のバリエーションが豊富なのは大井だけといっていい。大井では1200メートルのレースが目立つ。1400のシュートもあり、内回り外回りと多くの距離のレースができる。

その特性を生かし番組編成に工夫をしているのである。

ところで2011年から船橋の習志野きらっとスプリントを頂点とするスプリントレースが新たに編成され、いくつかの競馬場でレースが新設されている。

これはシリーズレースの一つだが、これとは別に川崎で900メートルの川崎スプリントシリーズが行われるようになった。

今後各競馬場でのスプリントレースが拡大されるだろうか。




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