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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/08/01 18:00

外国名の表記◆沢田準の競馬を楽しく

サッカーの元スペイン代表でフェルナンド・トーレスという選手がいる。非常に人気がありスペインリーグからイングランドプレミアリーグに移り、またスペインに戻った。

ところが朝日新聞がこの選手をフェルナンドトレスと表記していた。もちろんフェルナンドが名前でトーレスが姓だ。ところがフェルナンドトレスではこれが姓で名前が別にあるように見える。

この表記を見るたびに不快ともいうべき気持ちを感じていたのである。トーレスがスペイン代表から外れ、ようやくフェルナンドトレスを目にしなくなると喜んでいたらなんとJリーグに移籍となった。

イニエスタに続く大物のJリーグ入りは喜ぶべきことだが、またあの表記を毎週見ることになるとうんざりしたのだった。

ところがJに入るとなぜかフェルナンドトーレスという表記に変わった。フェルナンドトレスよりはましだが、なぜトーレスだけにしないのだろう。

出場選手表では漢字3文字分のスペースに小さなカタカナで10文字を詰め込んで読むのも容易ではない。

私の読んでいる朝日新聞だけかと思ったら3大紙のうちトーレスと書いているのは読売だけで、毎日もフェルナンドトーレスだったのは驚きである。

サッカーの選手の名前ではブラジル大会の時各国の選手リストがやはり新聞に載っていたが、ブラジルにビリアンという名前があってビリアンなどという選手がいたかと思ったがウィリアンのことだった。

WillianでありもしWiの所を濁って読みたいのならヴィリアンである。

なぜサッカーの選手を持ち出しかというと、外国の競馬の馬名や騎手についてもこのような”おや”と思われる表記が少なくないからだ。

以前にエネイブルではなくてイネイブルではないかと本欄で触れたことがある。

第1回ジャパンカップで招待馬の目玉だったのはThe Very Oneでザヴェリーワンだろうと思われたがなんとザベリワンと発表された時は驚かされた。

ジャパンカップでは第5回の招待馬のNassipourはナッシポアとされ、山野浩一氏には出走馬の紹介の記事のなかで「本名はナシプールといい」とからかわれていた。

以前はジャパンカップに出走する馬と騎手だけの話だったが、短期免許騎手が多く来るようになって従来日本で表記されていたものと異なった表記がJRAから発表されると戸惑うことになる。

例えばドイツから来たアンドレアス・スボリッチはスボリスクではないのかといったところだ。

さらに外国の馬券を発売することになるとそのレースに出走する全ての馬と騎手が対象になる。これまで使われていた表記と変わらないようにしてもらいたいものである。

JRAだからすべて正確というわけではない。ピルサドスキーという大間違いもあるのだから。




◆沢田準【競馬を楽しく】
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