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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/08/09 18:30

ジャックルマロワ賞◆沢田準の競馬を楽しく

出走予定だったジェニアルが取りやめてしまったジャックルマロワ賞、前走のメシドール賞を勝ちジャックルマロワ賞に出走を表明したためJRAが7月26日に馬券発売を発表した。

ところが8月4日にジェニアルが出走を取りやめてしまった。JRAの一条件馬がフランスでG3を勝ち、さらにG1に挑戦するとあって非常に興味を持たれたが、出走しないとははなはだ残念である。

馬券発売はどうなるかと思ったがJRAは馬券の発売を取りやめることはなかった。すでに準備が進んでおり今さら引き返すことはできなかったのだろうか。

たしかに翌5日には馬券発売の詳細がホームページで発表されている。そこで新しい興味となるのはジャックルマロワ賞の馬券がどのくらい売れるかである。

ジャックルマロワ賞はタイキシャトルが勝ったことで、そのレース名が日本の競馬ファンには知られている。しかしもう20年も前のことだ。

G1といっても凱旋門賞のような知名度があるレースではない。馬券発売の必要条件である日本馬は出走しない。

通常であれば外国のレースに詳しいファンでなければ、その結果はもちろんレースの存在すら気付かないレースである。

そのようなレースの馬券が日本でどれだけ売れるのか。

JRAとしては偶然ではあるが今年のジャックルマロワ賞は、このようなレースの馬券がどれだけ売れるのかのテストケースといえるのではないだろうか。

週刊誌などのメディアには馬柱が掲載され、グリーンチャンネルでは参考レースを放映し、同じくGo Racingではレースの検討を行う。

もちろんレースの実況生中継が行われる。

過去の外国のレースの馬券はJRAのレースに発走時刻が近いレースより、ヨーロッパなどのようにJRAと離れているレースのほうが馬券が売れるようだ。

ジャックルマロワ賞の馬券がある程度の売り上げを得ることができたとすれば、日本馬の出走の有無によらず外国のレースの馬券の発売を拡大することになるかもしれない。



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