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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/08/30 19:30

3歳未勝利◆沢田準の競馬を楽しく

6月初めに2歳新馬戦が始まり3ヵ月、重賞も行われ9月からは500万下の特別も編成され2歳戦はいよいよ賑やかになっていく。

しかし一方ではまだ3歳未勝利馬、あるいはまだ未出走も少なくない。すでに2歳馬が出走し重賞の勝馬も出ている時期でありながら3歳馬で未出走の馬がいるとは、サラブレッドの難しさがわかろうというものだ。

サラブレッドでファンに注目を集めるのはもちろんトップクラスの馬だ。しかし底辺の馬の数が圧倒的に多いことはいうまでもない。

そしてこの時期の3歳未勝利戦はこの後の勝利が見込めない馬がかなり多いといえる。もうレースを多く使っていまだに未勝利という馬は少ない。

それはそのような馬はすでに地方に移籍しているからだ。従って初出走だったりキャリアが浅い馬が並んでいる。

それは3歳の未勝利戦は少なくなるから、仕上がり途中でもとにかく走らせてみようというわけだ。

そしてその多くはデビュー戦で大差負けとか2戦していずれも二桁着順とか3戦して1秒以上の大敗といった馬ばかりだ。

中には好成績を続けている馬もいないではないがそのような馬は◎がずらりと並んでいる。力の差が大きい馬によるレースであり当然人気は偏る。

そして多くの場合は好走するが所詮は未勝利馬であり負けてしまうこともありその場合は波乱馬券になる。

中央で勝てそうもない馬は地方に戦いの場所を求める。勝てないまでも成績のいい馬は南関東に行くが、より低調な成績の馬は他の地方に流れる。

中には地方で好成績を上げ重賞に出たりする馬もいる。賞金の低い地方競馬で重賞を勝った馬の成績を調べると中央デビューで未勝利に終わり、地方各地を巡り歩いて重賞に到達したという馬は多いのである。

2歳馬の場合はある程度仕上げて出走するが、なかには新馬未勝利と連続して大敗し、これはとても中央では勝てそうもないと思われる馬もいないことはない。

このような馬はこれ以上中央で走らせても無駄なお金を掛けるばかりだから、早めに地方に移籍させることになる。

グリーンチャンネルなどで牧場の風景のなかで多くのサラブレッドが放牧されてるのを見ることがあるが、この中の大半の馬は大成しないのだろうと思ってしまう。全くサラブレッドは簡単ではないのである。




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