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沢田準【競馬を楽しく】
配信日:2018/09/20 19:00

大井の2000◆沢田準の競馬を楽しく

大井で行われた東京記念で的場文男騎手のシュテルングランツが逃げ切った。トライアルに続いての逃げ切りで連勝である。

62歳と12日。騎手の最高年齢重賞勝利記録をまたも更新した。1番人気に推されたカツゲキキトキトは昨年に続いての2着となった。

さて東京記念の距離は2400メートルだ。日本のダートレースとしては長距離になる。大井でこれより長い重賞は金盃の2600メートルだけである。

以前は2000メートルで大井記念が2600メートルだったが、大井記念が帝王賞のステップレースということで2014年に2000に短縮され金盃と距離が入れ替わった。

南関で2400メートルの重賞は他には船橋のダイオライト記念があるだけだ。

他地区には北上川大賞典の2500、北国王冠(金沢)の2600、名古屋グランプリの2500、オグリキャップ記念(笠松)の2500、六甲盃の2400、高知県知事賞の2400、九州大賞典の2500とあるがいずれも特殊な距離である。

しかし以前には距離に長いレースは現在よりも多く行われていた。東京ダービーは2400、東京王冠賞は2600、東京大賞典は3000、帝王賞は1978年創設だが当時は2800だった。

宇都宮にあったとちぎ大賞典は2600の時期が長かったし、高崎大賞典も2600だった。白山大賞典も2600の時代があったし、笠松の全日本サラブレッドカップは初期は2500、東海ゴールドカップも2500の時期が長かった。

名古屋では東海菊花賞が2500、佐賀記念も全国交流となる前は2500、荒尾の九州記念は2500と各地の主要レースは長距離が多かったのである。

しかし小回りの競馬場をぐるぐる回るレースはあまり意味がないと考えられたのか距離が短くなる傾向になっている。

特に顕著なのが大井で、東京ダービーも東京大賞典も帝王賞もすべて2000メートルになった。さらに新設されたジャパンダートダービーも2000となり、JBCが大井で行われるときはクラシックも2000だ。

このように大井の主要レースは2000だらけになってしまった。また2000かといつも思ってしまう。

しかし3歳戦の羽田盃、黒潮盃、東京プリンセス賞、牝馬のダートグレードのTCK女王盃、レディスプレリュードと1800の主要レースも揃っている。

もともと2400はスタートからコーナーまでの距離が短くG1級の主要レース向きではなく、2000ばかりになってしまうのも仕方ないのかもしれない。

また川崎は1800の距離が取れないので、川崎記念、エンプレス杯、関東オークスと2100メートルが並んでいることもあり、大井と同様といえるのだ。



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