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小久保友香【大中小 馬めぐり】
配信日:2017/02/28 11:30

東海地区の競馬場へ◆小久保友香【大中小 馬めぐり】

第20回

大中小、といって大(ばん馬)の話題ばかり。今回は初めて中(サラブレッド)の話。1月末に東海地区の競馬場を巡った。
開催日程を見ていたら、ちょうど笠松(金)中京(土日)名古屋(月)と続いている日がある。そこに休みを合わせた。
旅は好きなのに最近はいろいろな事情で行けず、久しぶりの競馬場巡り。やたらうきうきする。
出発日の前日は千歳空港にぼた雪が降りはじめ、天候調査のメール。この時季はこれが怖い…。
無事雪はやんで中部空港へ飛んだ。窓から見る富士山に、北海道人は以上に興奮する。

まずは笠松。オグリキャップの像、ラブミーチャンの看板。名馬の里に踏み入れられたのが嬉しい。オグリメンコをしている馬にときめく。
私が思い出に残っているのはレジェンドハンターかな。
年賀状に、ここのところ10年ほど「笠松に行きたいです」と書き続けてきた地元の友人にもやっと会えた。
競馬は知らない人と同じ話題を共有できる趣味だというけれど、なかでも同じ年代を経てきた競馬友達の存在はほっとする。
特に地方競馬の存廃論議や競馬場の廃止を一緒に見てきた人たちとは、強い結びつきがあるように感じる。

さて、楽しみなのはグルメ。どて串がこんなに美味しいとは!
昼はイル・ファンティーノのふわふわオムライス。初日から満足。

木曽川の土手から調教が見えると聞いて、次の日は日の出前から笠松を訪れた。
当たり前だけど競馬場の横はライトもなく真っ暗で怖い。そのうち朝日が昇り、川面を照らす。美しい。
開催代わりで馬は少ないけれど、しーんとした中、馬の息遣いが響いている。そんな光景が私は大好きだ。
帯広競馬場の調教ツアーをはじめ札幌競馬やトレセンの公開調教もできるだけ行く。
育成牧場、生産牧場も日の出前の空気が好き。
移動して、道路を渡って競馬場へ行き来する馬たちを眺め、この町の幸せを感じる。
それから、すぐそばの「カフェ・アジャーラー」でモーニング。

「笠松はのどかな風景が」と聞いていたけれど、快速も止まっているし、住宅街だし、全くそんなことないじゃない!
いかに北海道が何もないということなのか…

それから中京競馬へ。いたるところにサイレンススズカの名前を見る。でもそのころの競馬場とは違うんだよな。
目の前で見られる置き障害が楽しい。札幌競馬を主戦とすると、どうも障害から縁遠くなってしまう。
好きな騎手は平地と障害の両方で活躍する人が多く、それだけに札幌には来ないし。
ペガサススタンドのキャラクター、ペガスターにも会えた。
一八のきしめんがおいしゅうございました。

ちなみに土曜の夜は、名古屋市栄の阪神ファンとばんえい好きの集まる店「虎処 飛騨」へ。
まさか名古屋でばんえいの話ができるとは!
食べ物も美味しいし、店の方もお客さんも親しみやすくて、すごく居心地のいい店。巨人ファンもいました(笑)

最後は名古屋競馬場。パドックと馬場を行き来しやすいからか、とても競馬をしやすい、という印象。
ずっと1人だったこともあるけれど、久々に純粋に競馬を楽しめた。
ここ最近は競馬場に行ってもグルメや撮影を楽しむことが多かったかもしれない。
名古屋の人たちが、「鈴木怖いよ」などと言いながらばんえいに興じていたのも嬉しかった。
移転前にまた来るのは難しいかな。

モーニングの文化に味噌、名古屋グルメはかなり私の口にあって大満足。
次は早いうちに高知と金沢を訪れたい。


※ばんえい競馬のフリーマガジン「ポムレ」3月1日に7号が発行となります。
帯広競馬場や場外発売所などに設置されます。私も執筆しています、ぜひご覧ください。


◆小久保友香【大中小 馬めぐり】
http://bit.ly/1Lv4a84

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