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青木義明【競馬一直線】
配信日:2017/01/20 09:45

ニシノナースコールの今年の交配馬はブラックタイド◆青木義明の競馬一直線


先週の「青木配合馬」4頭の結果は次のとおり。

土曜日

・中山01R ニシノマッハ(牡3歳、父ショウナンカンプ)→15番人気で12着。厳しい現状と言わざるを得ない。どこかでリズムを狂わせてしまった。



日曜日

・中山05R ニシノストーリー(牝3歳、父ディープインパクト)
→4番人気で1着。単勝7.0倍。後方から直線は馬群を割って快勝。馬体重は2キロ増えて402キロと小柄だがバネがある。中山の坂も苦にしなかった。

配合はヘイルトゥリーズン4×4、ノーザンダンサー5×4、サーアイヴァー5×5の、ディープインパクト産駒としては珍しい「5代多重クロス」馬なので活力は旺盛。かつての名馬マルゼンスキーもこのパターンだったが、持ち味は瞬発力なので今回の直線一気は理に適っている。

なお、母ニシノナースコーには今春はブラックタイドを交配することをすでに決めていた。ディープインパクトの全兄で、キタサンブラックで種牡馬能力を示したので「同血馬」が生まれることになる。どちらがより走るか、それも楽しみだが、先々は「同血馬」姉妹として配合的に活用して行ける利点がある。牝馬ではなく牡馬に生まれて種牡馬になれたら、それはそれでいい。



京都06R ニシノフローラル(牝3歳、父リーチザクラウン)
→2番人気で4着。先行して直線いったん先頭に立ったが失速した。馬体重は508キロと牝馬にしては大柄。パドックの印象は2点。

1.まだ太く、体型も長め。
2.歩様が堅く、切れ味を欠く

その母パープルストックの累代配合馬はフレンチデピュティ×フジキセキ×シアトリカルとゆったりしていて、クロスもノーザンダンサー4×5とあまりインパクトがないので、リーチザクラウンを使って「サンデーサイレンス3×4」とメリハリを狙った配合的意図がある。

ちなみに、「父系直系ラインでのサンデーサイレンスのクロス馬では初の重賞勝ち馬」となったシンザン記念のキョウヘイは「3×3」と一世代分きついインブリードだ、それゆえに瞬発力を生かすのがベスト。

なお、このキョウヘイについては、今週号の「週刊競馬ブック」78頁で水野隆弘氏が「父系祖父スペシャルウィークはサンデーサイレンスとニジンスキーの組み合わせという点でダンスインザダークと共通しており、サンデーサイレンス3×3の見かけ以上に濃い近交。母にリボー血脈が2本入る点も、どこかでまた大駆けがあり得ることを窺わせる」と解説しているが、よくぞ気が付いてくれたとの思いで、配合デザイン者としては嬉しい限りだ。水野氏は大学生の頃から「週刊競馬通信」の愛読者だったので、ここまで奥深い血統解説が可能になったのだろうし、今後の活躍にも期待したい。

閑話休題。

新馬戦4着ニシノフローラルに騎乗した田辺騎手は「スピードかあるし、レース勘もいいけど、怖がりな面がありました。それに距離ももう少し短い方がいいかもしれませんね。これからの馬ですよ」(「週刊競馬ブック)とコメントしている。

距離についてはあまり「出していく」と末がもたなくなるが、配合的には「平均ペース型」なので、また体型も詰まっているわけではないので1800くらいを好位から多タイミングを見て抜け出す戦法の方がいいはず。

それよりも、近いうちにダートを試してもらいたい。母の父フレンチデピュティの影響か、馬体が少し硬めで芝よりダートに向きそうだし、それでこそ「やや決め手のない流れ込み戦法」が生きてくるように思われる。ダート1800前後。



・中山11R ニシノアモーレ(牝3歳、父コンデュイット)

10番人気で8着。夏の新馬戦を勝って以来の5か月ぶりの実戦で、しかも牡馬に交じっての重賞「京成杯」に果敢に挑戦した。しかし、着差はコンマ6秒程度で大負けしていないし、レースも出遅れ、最後方からゴール前は伸びているので惨敗ではない。次の3走目は自己条件を使うようだが、ここをしっかり勝って「オークス」に歩を進めてほしいものだ。配合的には十分な適性がある。




【小生個人としては今週の馬券で大勝利することが大命題だ】



◆青木義明の競馬一直線
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