配合診断

【青木義明の主な配合馬】

・オフサイドトラップ(天皇賞・秋)
・インサイドザパーク(東京ダービー)
・ブランドアート(クイーンカップ)
・サウンドオブハート(阪神牝馬ステークス)
・キョウヘイ(シンザン記念)
・セイウンコウセイ(高松宮記念=購買推奨馬)
・エイシンハリマオー、ブランドノーブル、ブランドミッシェル、ラトルスネーク、ニシノラッシュ
・イクノチャン、ガロ

【配合診断料金表】

A.繁殖牝馬の相手種牡馬探し
生産者、馬主様の所有する繁殖牝馬に適合する相手種牡馬を青木義明の理論に基づいて推奨いたします。基本的に繁殖牝馬1頭について3頭の種牡馬候補を選出。下記掲載の「B.繁殖牝馬の配合的方向性」の分析視点を踏まえ、ご予算や距離適性、馬場適性の希望などもお伺いしながら、その繁殖牝馬の個性を伸ばし、欠点を補う配合相手をご指名いたします。(料金7万円)

B.繁殖牝馬の配合的方向性
牧場の所有する繁殖牝馬に適合する種牡馬の方向性(配合指針)を示すこと(料金5万円)

C.購入検討馬の能力診断
馬主が購入を検討している生産馬、セリ出場馬の配合レベルを測定する(料金2万円)

【お申し込み方法】
メールまたはお電話にてご相談ください。

◇メール:support@ktsn.jp
◇電話番号:03-3735-4430


【青木義明の血統理論・配合のコンセプト】

◆サラブレッドは配合が基本

車にしても建物にしても「基本設計図」が整備されていないと確かなものは完成しない。サラブレッドの生産にも同じことが言える。まして、大種牡馬サンデーサイレンス亡き後の綿密な「配合計画」こそは牧場の発展、走る馬の生産にとって必要不可欠である。換言すれば牧場の浮沈がかかっているといえよう。

群雄割拠ともいうべき多様な血統の種牡馬の中から、どのような配合コンセプトで自分の繁殖牝馬の相手を指名するべきなのか。

その眼力、思想性、配合理論が一段と重要な時代へと突入したことを、特に若い生産者には強く認識して頂きたい。すなわち、配合に関する理論武装がなければ厳しい生産競争に打ち勝てないのである。

◆パソコン時代の戦い方

パソコン時代の今日、5代血統表にとどまることなく、7代血統表や9代クロス分析表を用いて用意周到な「配合計画」の作成が可能となった。混迷する生産競争に打ち勝つためにも配合論を戦いの武器として常に磨き上げたいものだ。

とりわけ、自分の持つ繁殖牝馬の7代血統表、9代クロス分析表が必須である。そして、これはと思う相手との配合シミュレーションの実践。そこから合格点の与えられる結論だけを採用するという基本視点が大切となる。

◆ノーザンダンサー Northern Dancer の基軸論が現代サラブレッドの設計指針

[時代認識]

◎多くの世界的名馬に Northern Dancer の血脈が入り、あるいはクロスされている厳然たる事実を現代サラブレッドの配合設計の基軸に据えなければならない。


例えば、種牡馬サンデーサイレンスがなぜ成功したか。その要因は二つあるが、一つはノーザンダンサー Northern Dancer と、サンデーサイレンスの父 Halo が同一牝系であることから名牝アルマームード Almahmoud のクロスが得られる点を押さえておく必要がある。

つまり、サンデーサイレンスまたはその後継種牡馬の成功には Northern Dancer を取り込むことが配合的な「必要条件」となる。

[確認事項]

◆ Northern Dancer の構成血脈

・父 Nearctic →その父 Nearco →その母 Lady Angela →その父 Hyperion
・母 Natalama →その父 Native Dancer →その母 Almahmoud →その父 Mahmoud

・すでに Northern Dancer のクロス馬も多いが、その前に着手するべきことがあり、また、その周縁血脈への留意が必要となる。

・すなわち、次の4頭の祖先を優先的にクロスしなければならない。

・Native Dancer
・Almahmoud
・Nearctic
・Lady Angela

◆周縁血脈への配慮

ノーザンダンサー Northern Dancer のクロスを目標にするとき、とりわけ次の血脈をバランスよく取り込むことに留意しなければならない。これらは基本的に「異系血脈」となるからである。

・Ribot
・Princequillo
・Tourbillon
・Nasrullah
・Hyperion
・Mr.Prospector
・Hail to Reason
・Buckpasser
・Damascus
・In Reality
・Dr.Fager
・A.P.Indy

【9代クロス分析の効用】

◆9代クロス解析の効用により次の諸点を理解することができる

・能力はクロス血脈の質と量により変化すること
・欧米血脈の混淆により体質の強化が図れること
・クロスの量的出現パターンで距離適性、気性、脚質が分かること
・名血の牡馬、牝馬のクロスあるいは継続クロスが識別できること
・「緻密クロス型」は決め手は鋭いが、気性難を伴い、踏ん張りと底力を欠くこと
・異系血脈の強いクロスのプール、または新規取り込みが能力の向上に有効なこと


【配合診断サンプル】

◆繁殖牝馬の配合の方向性について

[例1] ニシノマナムスメ

【特徴】
名牝ニシノフラワーにアグネスタキオンと来れば垂涎の的のような組み合わせ。ただし、重賞級とするのに一歩足りなかったのは、母に似て腹袋が薄く、そしてアグネスタキオンの軽さ、決め手の部分が前面に出たからかもしれない。そのあたりからして勝負根性と底力がもう一歩だったのだろう。重厚感のある種牡馬を配合して、母の持つ繊細さをプラス面に転化させたい。

【方向性】
1.全体としては広範囲な種牡馬に対応力がある。血脈的にも多岐にわたっているのは長所だ。

2.まずは Northern Dancer のクロスの方向性。既に、Native Dancer、Almahmoudのクロスを内包するので、Northern Dancer のクロスは第一番に考えたいところと言える。その場合、Nijinsky、Sadler's Wells の二つの系統が望ましい。特に前者は骨量も豊かで、パワーも付与するし、さらにはアグネスタキオンの母の父ロイヤルスキーとは同牝系なので、その牝馬クロスができるのも配合的な効用が高い。

3.やや乏しかったトモの張りと、腹袋の薄さという体型面を勘案すると Nijinsky の他では、Roberto→Hail to Reason のライン、あるいは Buckpasser を内包する相手も高感度が高い。

4.うまい具合に散りばめられている Tourbillon、Ribot、Princequillo も、少なくともどれか一つは継続クロスしたいところだ。それによりクラシック性の能力が高まる。

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[例2] ニシノフジムスメ

【特徴】
その母ブランドアートの配合を勘案したものとしては何としてもこの母から一流馬を輩出せねばならない。父のキングヘイローもダンシングフレーヴ×グッバイヘイローと良血なので、成功の可能性はかなり高いとみて間違いない。

【方向性】
1.この母は Northern Dancer の構成血脈を縦横にクロスしている。すなわち、Nearctic、Native Dancer、Almahmoud のクロスである。

2.となれば、答えは一つ。Northern Dancer のクロスを目指すこと。これが最善の方向性といえる。

3.その場合の留意点。ニシノフジムスメの細身の馬体からして Princequillo は継続クロスしない方が望ましいかもしれない。それよりも、底力と成長力を付与する Hyperion が3本しかクロスしていないので、これを多数持つ種牡馬、あるいは Tom Fool クロスの継続・発展を期して War Admiral、Blue Larkspur を内包する Buckpasser のクロス狙い。または Djeddah→Tourbillon の活用を狙っての Damascus の内包種牡馬も好感する。

4.新たに Ribot クロスの創出も妙味がある。このあたりが総合的にうまく合致すれば十分に大物となり得る。また、気性的な属性から1600~1800をイメージしたい。それでも血統的には幅広い融通性を持ち合わせている。

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